基礎工事(2)
鉄筋工事
さてこれから、鉄筋を組んでいく。初めに捨てコンにスミを出していく。水糸の交点を捨てコンに転写するのに、写真のような用具を作り、下げ振りを垂らしてポイントをとる。この方法だと簡単に正確にとれる。足は3本でよい。
鉄筋はD13の5,5mを180本仕入れた、少し余るくらいで、ほとんどを使い切った。切断には高速切断機を使用。鉄筋カッターのように力がいらないし、切断面がきれいにいく。
鉄筋曲げ機、鉄管パイプを装着して使う。けっこう力がいる。
この部分は、曲げるのが少し難しい。どこから曲げ始めたらいいか、考察すること。形を正確にするため、合板に原寸大の作図をして、それに合わせて曲げていく。スラブ筋と重なる部分は650以上必要。
この形の用具を合板で4個作る。サイズは各々考えること。一人で鉄筋を組むには、大いに役立つ。
これが、その使い方。横筋を2段支える事ができる。数人で作業するにしても、これがあれば正確に、効率良く組み立てができる。
セットした横筋に縦筋を200ピッチで結束していく。白チョークで印をつければ良い。
コーナー部の状態。スラブ筋を入れる前に、横筋を一番下まで全部いれる、後からでは入らない。ジョイント部は50D以上とする。(この場合は650以上)
スラブ筋は3段目の横筋に引っ掛けて、またがせる。
スラブ筋が200ピッチで全部入った状態。サイコロをかませてある。
内側の縦筋を配筋する。必要に応じて、斜筋を入れ補強する。
これにて、鉄筋工事は終了です。以前のように、換気口が無いぶん手間がだいぶ省け、強度も増している。