丸太小屋をセルフビルドでつくる!

杉の4m材でハンドメイドの丸太小屋を建てた詳細をレポート

基礎工事(3)

型枠工事

さて、これから型枠工事を始める。材料は杉の桟木30×60、4m材を製材屋さんに80本挽いてもらった。型枠には、単管パイプを使わないので、このサイズがいい。パネルはウレタン塗装の、パネコートを31枚購入。

 

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初めに各サイズに切り分ける。外側の型枠は、H750とした。コンクリートの立ち上がりより100多くとった。

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型枠を組み立てる。65のビスで組んでいく。パネルは50の釘止め。

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このパネルが、後々とても役に立つ。

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外側の囲みを組む。下側の捨てコンには、60のコンクリートビスで止める。垂直をチェックして桟木で斜めに支えていく。この時、パネルのスラブコンの仕上がり面に細い木を、目印として取り付けておくと良い。

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排水用の50サイズ塩ビパイプVUを組み込む、上から浴室、洗面所、洗濯器、台所用。トイレには100の塩ビパイプをセットする。ガス、電線などのスリーブもこの時忘れずに取り付ける。右側に黄色いテープが見えるだろうか、これはスラブコンを打つ時の目印である。

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コンクリート打設

生コンを打ち終わった状態。スラブコンは150厚で打った。ポンプ車を使っての3人の作業である。忙しくて打設中の写真は撮れなかった。生コンは10リューベー使用。クラスは24×18×25。大型の左官コテで均していく。

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斜めのパイプは給水、給湯用。コンクリートは最低でも3日は乾燥させる。

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アンカーボルトの取り付け、クロの450×16。結束線でガッチリ結ぶ。仕上がりより上に土台の分150出した。この時、黒色のビニールテープをパネルの仕上がり面に貼っておく。コンクリートを打つとスミでは分からなくなってしまう。そして、スラブコンと立ち上がりコンクリートの接触面を、ワイヤーブラシなどで清掃しておく。

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内側のパネルを組んでいく。H450とした。下側は同じように、コンクリートビスで止め、垂直をチェックする。立ち上がりのコンクリートは、150厚である。

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単管パイプは使わずに、中間点に450ピッチでセパを入れていく。コンクリートビスとセパで充分にコンクリートの圧力に耐える事ができる。セパはピーコン無しの物を使った。桟木で天端を補強する。

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セパとリングの納まり

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さあ、ポンプ車がやってきた。準備完了。

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打設中は忙しくて、写真を撮れなかった。ヴァイブレータを併用して、巣の出来ないようにする。生コンは2.75リューベー使用。小さなコテで天端を均す。

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3日以上はこのまま養生する。

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型枠を外して、完成! セパは見えたままだが、気にしない。天端の均しモルタルは特に必要なく、省いた。凹凸が気になれば、ダイヤモンドディスクで削るとよい。

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